RTM成形プロセスと分類の紹介

2022-08-18 17:48:30

RTM成形プロセスと分類の紹介

1. RTM成形の工程と分類

RTMとは、密閉型の金型に低粘度の樹脂を流し込み、補強材に浸透させて固化・成形する加工技術のことです。これは、複合材料の液体成形または構造液体成形技術のカテゴリに属します。具体的な方法としては、合理的に設計された、切断または機械化された予備成形された補強材を、設計された金型に事前に入れることです。樹脂のスムーズな流れを確保するために、金型は周囲を密閉して締める必要があります。金型を閉じた後、一定量の樹脂を注入します。樹脂が硬化した後、金型を脱型して目的の製品を得ることができます。

SMC、BMC 成形、射出成形、RTM、VEC の各技術は、すべて密閉型成形プロセスです。環境法の策定と製品要件の改善により、オープンモールド複合材料はますます制限されており、特に近年、クローズドモールド成形技術の適用が促進され、RTM 技術の革新と開発が促進されています。

2.RTMの種類

RTM プロセスは 1950 年代に始まりました。現在、RTM成形プロセスは、建設、輸送、通信、健康、航空宇宙などの分野で広く使用されています。いくつかの RTM テクノロジについて以下に説明します。

01. RTM、レジントランスファー成形。この技術はポリウレタン技術から派生したもので、成形中に金型を閉じ、ガラス繊維含有量が約 20 ～ 45% の低いプリフォームに樹脂を注入します。

02. VARIT、真空アシスト樹脂トランスファー射出成形。この技術では、真空を利用して樹脂をプリフォームに引き込みます。また、約 10 ～ 28 インチの水銀柱の真空で樹脂に押し込むこともできます。

03. VARTM、真空アシスト樹脂トランスファー射出成形。製品は一般に細孔が少なく、ガラス繊維含有量を増やすことができます。

04. VRTM、真空レジントランスファー成形。

05. VIP、真空含浸法。

06、VIMP、可変含浸プラスチック法。樹脂は真空または自重によって移動し、含浸が圧縮されます。

07. TERTM、熱膨張RTM。プリフォームにコア材を挿入し、樹脂を含浸させ、金型と成形品を加熱します。加熱するとコア材料が膨張し、レイアップが圧縮されます。この圧縮を使用して、表面圧縮成形と組み合わせます。

08. RARTM、ラバーアシストRTM。 TERTM工法では、芯材を使わずにゴムを使います。ゴム型は成形品を圧縮するため、気孔が大幅に減少し、ガラス繊維の含有量は60〜70％にもなります。

09. RIRM、樹脂射出サイクル成形。真空と圧力を組み合わせて樹脂を複数の金型に交互に注入し、プリフォームが完全に飽和するまで樹脂を循環させます。

10. CIRTM、同時注入 RTM。複数の異なる樹脂を射出できる共射出 RTM は、複数のプリフォームを使用することもでき、真空バッグと柔軟な表面金型を利用できます。

11.RLI、樹脂液含浸（浸透）汚れ。下型に樹脂を注入し、上型にプリフォームを入れ、オートクレーブの成形圧力で上型を加熱成形します。加熱することで樹脂の粘度が下がり、流動性が良くなり、浸透しやすくなります。

12. SCRIMPTM Seaman Composites 樹脂含浸成形法。特許を申請します。含浸速度が速く、面積の広い真空バッグを用いて樹脂を加圧含浸させます。樹脂はプリフォームの厚さ方向にも完全に含浸させることができ、真空バッグと軟質金型を使用する必要があります。

13. RTM、樹脂トランスファー成形。この技術はポリウレタン技術から派生したもので、成形中に金型を閉じ、ガラス繊維含有量が約 20 ～ 45% の低いプリフォームに樹脂を注入します。

14. VECTM 仮想設計複合材料 VEC のコア技術は、特許取得済みの「フローティングモールド」のアイデアです。金型の複合ペアは、液体で満たされた 2 つの鋼製圧力容器の間に取り付けられ、金型は容器の全長に沿ってシールを形成し、圧縮可能な熱伝導性液体 (通常は水) で満たされます。